なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか・・田坂広志著
「なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか」PHP発行で田坂広志著作の書籍がある。 私が好んで読む先生の1人である。
その中で共感したのは「人間として成長する」ことについて書いてあったところで、
「人と人が、心を互いに理解しあえるようになること」「人と人が、心を通わせることが出来るようになること」「人と人が、心を一つにすることが出来るようになること」これが人間としての成長と言うのであると。
つまり「心の世界」が見えるようになることである。
「相手の気持ちがわかる」
「場の空気が読めること」
「自分がみえている」
の3つの力量であると言う。
ようは「相手の心」「集団の心」「自分の心」である。この中で一番見えてないのが、自分の心であると言う。 この自分の無意識の世界が最も大きな影響を与えていくようだ。
その中で、「人を誉められない」マネージャーの話があったがまさに私だと思った。
人を誉めるのが苦手な人は「コンプレックス」と関係していると言う。 人を誉めると、自分の心の奥底の「劣等感」が刺激されるので、人を誉めたくないのだと言う。
この人の表面意識は「自分は優秀だから、自分が誉めるに値する人間はいない」と思っている。
しかし本当はその逆で、無意識の世界では自分は優秀ではないと思っており、それが深いコンプレックスになっている。 心の世界の恐ろしい逆説である。
「謙虚」になれない真の理由を河合隼雄氏は次のように語っていると。それは「人間に本当の自信がなければ、謙虚になれない」「そして、人間、本当の強さを身につけないと感謝が出来ないのである」と。
職場で傲慢な姿勢を示すマネージャーは、内面から伝わる実は、自身の無さなのだ。
真の「謙虚さ」と「感謝」を身に付けられるよう、心を磨いていきたいものである。
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